

父が旅立ってから一年が過ぎ(一周忌からもすでにひと月たとうとしている)、
毎日考えない日はないけれど、相も変わらず時間は先へと進むし、
残っている方は、生きていくためにというよりも生きているという証としてなのか
仕事もすれば、眠って、ごはんも食べて、苦痛にもがき泣いたり笑ったり怒ったりしているようにも感じられる。人や猫とも触れあいながら。
人が(猫も)ひとりいなくなるということ、わかったつもりでいてもなかなかね。
その辺を散歩してそうだな、とか、また黒い蝶に乗ってきてくれないかな、等と
どこかで思ったりしているもの。
ヒュンヒュンと幾筋もの飛行機雲。
何処からかカレーの匂いが流れてきて、そうすると当然こちらも夕食はカレーに。